赤飯と黒飯の違いってご存じですか。
赤飯と黒飯の違い
赤飯はお祝いの時などに出てくる事が多いので、知ってる方も多いですよね。
でも、黒飯って意外と聞いたことないという方も多いんです。
赤飯と黒飯の違いって気になりますよね。
黒飯と赤飯の違いは大きく分けて2つあります。
- 利用方法の違い
- 材料の違い
単純にこの違いしかないんです。
それぞれを詳しく紹介していきますね。
赤飯の利用方法
我が家で赤飯を利用するときはこちら。
- お祝い事があった時
- お盆やお彼岸へのお供え
我が家の場合は主にこの2つですが、どこのご家庭もそんなものではないでしょうか。
結婚式の引き出物の中に入っていたり、子供の成長の節目のお祝い、学校の合格祝い、昇進祝いなどがお祝いとしては考えられますよね。
お彼岸の時は、自宅の仏壇とお寺とお墓に備える分を用意しています。
黒飯の利用方法
黒飯は仏事に使うものです。
黒飯の見た目は赤飯とあまり変わりませんが、赤飯は赤っぽい感じですが、黒飯は色がうっすらついている感じです。
黒飯の存在を知らないと、これって赤飯なんだろうけど色薄いねと思う人も居るかもしれません。
あまり知られていないのは、北海道や東北の一部でしか利用されていない点にあります。
地域の特色といった感じですね。
私も初めて知ったのはだいぶ昔で、法事の時だったと思います。
その時はこれ赤飯なのと聞いたら黒飯だよといわれ、「慶事は赤飯」「仏事は黒飯」と説明されたのを覚えています。
お祝いではないのに、なぜか仏壇やお墓などには黒飯ではなく赤飯を備えるんですよね。
はっきりした理由はわかりませんが、地域的に黒飯を利用する地域が限られているというのもあるかもしれませんね。
私の地域は黒飯自体ほとんど見かけることがないので、あまり浸透していない地域だからかもしれません。
では、次は赤飯と黒飯の作り方の違いを紹介してきます。
赤飯の作り方
まずは赤飯の作り方を説明していきますね。
材料はこちら。
- 白米
- もち米
- 小豆
- 塩
赤飯を作る手順はこちら。
- 小豆を一晩水につける
- 小豆をゆでる
- 米を研いで小豆のゆで汁に一晩浸して色を付ける
- 米とゆで汁を分けてる。
- 小豆のゆで汁の上澄みを捨てる。
- 蒸し器にゆで汁と塩をいれ、ふやかした米とゆでた小豆をふかす。
全ての工程をみると、2日くらい前から仕込みしないとできない感じですよね。
何気なく食べてますが、手間がかかってますね。
小豆も種類があり、赤飯の場合はささげとよばれる種類のものを使う事がほとんどです。
黒飯の作り方
黒飯の材料はこちら。
- 白米
- もち米
- 黒豆
- 塩
黒飯を作る手順はこちら。
- 黒豆を一晩水につける
- 黒豆をゆでる
- 米を研ぐ
- 黒豆のゆで汁の上澄みを捨てる。
- 蒸し器にゆで汁と塩をいれ、ふやかした米とゆでた黒豆をふかす。
材料はささげが黒豆に変わっただけ。
手順は、黒豆のゆで汁でコメに色を付ける工程が省かれました。
これだけの違いです。
黒飯の場合は黒豆の煮汁でふかすだけなので、米そのものにはあまり色がつかないです。
漬け込まないので、色がうっすらつく程度。
- 黒豆を煮ておく(煮た缶詰などを利用してもOK)。
- 塩味などの味を付けたおこわを炊く。
- 黒豆を煮たものを炊いたおこわと混ぜ合わせる。
こんな方法でもOKです。
黒飯は炊飯器でたける
一般的な赤飯や黒飯は蒸し器で蒸し上げる方が多いですよね。
でも、それって結構大変。
- 蒸し器を出す
- 蒸し器を洗う
- 手ぬぐい用意
- コメや小豆をふやかす
- 蒸かす
- 後片付け
考えてみるとけっこうな工程があって面倒だし、蒸かし具合の調節なんかも大変だったりするんですよね。
そこで、炊飯器っている便利なもんがあるじゃないか。
そう思うわけですよ。
でも、炊飯器でこの工程が出来るのとちょっと不安になりますよね。
できる場合と難しい場合があります。
単純な機能しかない炊飯器の場合は難しいです。
べちょべちょな仕上がりになってしまう事も。
炊飯器におこわ機能がある場合は、ふかす工程を炊飯器で行うことが利可能なので利用してみましょう。
それでも難しいしめんどくさいという方は、スーパーなどで簡単に作る事ができる赤飯の素が売られています。
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缶詰のものとパックのものがあり、とっても簡単で便利です。
最近はパックのものにばかりお世話になっていますが、味もよくて助かっています。
お米自体もふやかすこともなく、赤飯の素と一緒に炊飯器で炊くだけ。
味はメーカーによっても違うので、甘目が好きな方は少し砂糖を加えたりして調節してみてくださいね。
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