食品を購入する場合、気になるのが「どのくらいもつか?」ですよね。
安全においしい状態で食べられる期間を確かめて購入される方も多いです。
でも、「賞味期限」と記載されているものがあったり、「消費期限」と記載されているものがあったり、全く表示がないものもあったり、英語表記のものがあったり、、、
これってどう解釈したらいいの?と悩んでしまいますよね。
そんなお悩みを解決します!
賞味期限と消費期限の違いってなに?
食品を安全に食べられる期間や保存可能の期間の表示は賞味期限と消費期限の二種類があります。
この二つの表示には違いがあります。
賞味期限と消費期限の違いを簡単に言うと
「その日までは美味しく食べられます」
「その日まで食べてください」
の違いです。
賞味期限は「この日までは安全においしく食べられます」というもので、この日が過ぎても食べられますが、味が劣化していきます。
なので、できるだけ賞味期限内に食べるのが好ましいですが、多少過ぎてしまっても食べる事はできます。
比較的劣化しづらく日持ちのするものに記載されていることが多いです。
消費期限は 「この日まで安全に食べられます」というもので、「この日が過ぎたら食べないでください」という意味合いがあります。
生鮮食品など傷みが早い物に表示されている場合が多いです。
賞味期限と消費期限のどちらも「開封しない状態で」が前提になっているので、開封してしまった場合は速やかに消費するのがベストです。
「食べかけ」や「飲みかけ」などは特に細菌の繁殖が激しいので、その日か次の日のうちに消費するのが好ましいです。
賞味期限はいつまで食べても平気なの?
消費期限と記載されているものは、とにかく期日内に食べる事が重要です。
大丈夫かな?と思っても、消費期限が過ぎると細菌の数が膨大に増えるという食品もあるんです。
でも、賞味期限は過ぎてしまっても大丈夫!と言われているので、賞味期限が過ぎても膨大に細菌が増えるということはありません。
とはいっても いつまでだったら食べられるのか疑問ですよね。
大体 賞味期限の1.1~1.2倍までは大丈夫と言われています。
製造してから賞味期限までを半年に設定してある場合、
30日×6=180日 が通常の賞味期限です。
その期間の1.2倍なので、
180日×1.2=216日 が食べられる目安の日にちです。
まあ 多めにみて、半年の期限のものは8か月くらいまではOKと考えてもいいでしょう。
でも、保存状態や食品目によってはもっと期間が短い場合や長い場合もあります。
自分の目と鼻と口で確認してから食べるようにしましょう。
フードロスが問題になっているので、もったいない精神はとても大事な事ですが、健康被害にあってしまってはもったいないどころではありません。
ちょっとでも怪しかったら捨てる勇気を持ちましょうね!
賞味期限や消費期限がないものは?
消費期限や賞味期限がすべての食品についているかといえばそうではありません。
よく確認してみると、
砂糖や塩
アイスクリームやガム
などには付いていません
細菌が増える環境にないものに関しては賞味期限を決める必要がないからです。
なので、開封さえしていなければいつまででも食べられます。
ただし、包装や保管の状態によっては変色してしまったり匂い移りがするなどして劣化が起こる場合があります。
保存状態も気を付けておくといいでしょう。
賞味期限や消費期限の決め方って?
賞味期限や消費期限は誰が決めてる?って疑問に思いますよね。
それは「製造元」が決めていると考えるといいでしょう。
成分を知っているのは製造元で、色々なデーターを持っています。
それをもとに決めているので、従うようにしましょう。
賞味期限や消費期限が英語で書かれている時は?
海外の調味料や輸入製品などの場合、賞味期限や消費期限が英語表記で記載されている場合も多いんですよね。そんな場合「何を表示してるのかわからない!」という場合も多いです。年月日の表示もアメリカでは 月/日/年
ヨーロッパでは 日/月/年で表示されていて日本とは違ったりします。そして、消費期限の事は「expiration date」や「expire date」または「use-by date」と表示されることが多いです。賞味期限の事は「best before date」と表示されることが多いです。
消費期限は略して exp
賞味期限は略して bb
と記載されることもあります。
製造年月日は「Manufacture Date」と表示されます。
何月なのかという表記に関しても略して表示される場合も多く、
1月はJANUARYでJA
2月はFEBRUARYでFE
3月はMARCHでMR
4月はAPRILでAL
5月はMAYでMA
6月はJUNEでJN
7月はJULYでJL
8月はAUGUSTでAU
9月はSEPTEMBERでSE
10月はOCTOBERでOC
11月はNOVEMBERでNO
12月はDECEMBERでDE
というふうに訳されて表示されます。
「sell-by date」は販売期限です。
そして製造年月日は
「manufacturing date」や「production date」や「production date」と表示され、
「MFG」「PROD」「PD」と略して表示されることもあります。
まとめ
健康被害にあわない為にも消費期限や賞味期限は重要なものです。十分に確認しているつもりでも、もったいない精神は働く時もありますよね。消費期限と賞味期限の違いをしっかりと把握して、英語表記であっても迷う事なく確認してみましょう。消費期限は期限内に食べる事が必須ですが、賞味期限であれば多少過ぎてしまっても食べる事ができます。あまり時間がたたないうちに消費するようにしましょう!
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